『自分を愛せなくなってしまった人へ』

『自分を愛せなくなってしまった人へ』―自らに光をともす29の方法
ティール・スワン 著/奥野節子 訳)

自己肯定感、自分を愛するといことが人生のあらゆる面でとても大事になってくるのですが、じゃあ実際にどうやって自分を愛したらいいんだろう?という疑問に、具体的にその方法を教えてくれる本です。

著者のティール・スワンさんの壮絶な生い立ちから、自分を愛する方法を実践していき、今では多くの人を助ける立場にまでなられた姿には、とても勇気がもらえます。

この本で私が学んだことの一つは、「自分を愛する」こととは結果ではなく、選択であり、プロセスそのものであるということです。
自分を愛するという選択をしていくこと。それこそが「自分を愛する」ということなのです。

「自分を愛している人ならどうするだろうか?」

私は本の中で紹介されていたこの質問を、何かで迷った時や、何かを選ばないといけない時に、自分自身に対して問いかけるようになりました。

人生は毎日、小さなことから大きなことまで選択の連続です。その選択を「自分を愛する」という基準から選んでいく。
それこそが自分に対する愛なのです。

この本は私にとって、ポジティブな変化をもたらしてくれた大切な一冊です。

【内容紹介】
自己嫌悪から自己愛へ転換するための本。

たとえ今、最悪の苦しみや悲しみ、絶望に苛まされていても
愛に満ちた人生を手に入れるための希望に満ちた本!

超感覚(透視、透聴、未来予知等)の著者が、
赤裸々に語った半生。
そして、壮絶な人生により自己嫌悪になった自分を
いかに愛せるようになったかを伝え、
後半は、自己を愛するための29の方法(ツールキット)を紹介しています。

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私の六歳から十九歳までの経験を簡単にまとめてお話ししましょう。
私はカルト的な儀式で肉体的、性的に苦しめられ、レイプを受け、 食べ物を取り上げられ、
三回の中絶を強いられました(子供の父親だったドックの手によって行われました)。
また、サドマゾのポルノ写真を撮られ、ガソリンスタンドのトイレで売春させられ、
ドックの家の地下室に閉じ込められました。
さらに、電気ショックを与えられ、縛られた状態で
アイダホ州南部にある溶岩洞の中に一晩中置き去りにされました。(本文より)

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想像を超えた絶望、苦しみ、自殺願望の中、
少しずつ自らを癒し、自分を愛せるようになったプロセス、
自己嫌悪を光に反転させた勇敢なストーリーと
確実に人生を変える29のテクニックを記載。

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自己嫌悪の最たるものである自殺願望に苦しむ状態から
「自分の人生を愛している」と宣言できる状態へとシフトするために、
私が一体何をしたと思われますか?
答えはとても簡単です。自分を愛する方法を少しずつ学んでいったのです。
私が発見したのは、どんな子供時代を過ごそうとも (狼に育てられた場合は別として)、
みんな自分を愛せずに苦しんでいるということでした。
苦しみは私の内側にあった目覚めの扉を開いてくれ、
私はその扉を通り抜けました。(本文より)

【目次】
パート1 愛を失い、愛を見つける

第一章 失われた子供時代
第二章 大自然の中で
第三章 苦悩に満ちた自己愛への旅路
第四章 人生の目的を見つける
第五章 シンクロニシティ
第六章 自分を愛する人生を生きる

パート2 自分を愛するためのツールキット

自分は受け取るのにふさわしいと知る /
罪悪感から自由になる /
自分の真実を表現する / 自分の身体を愛する /
ノーと言うのを学ぶ / 幸せを選択する /
「〜すべき」の持つ危険 /
インナーチャイルドを受け容れる /
ほか