豆乳は危険!

健康のためにと豆乳を飲んだり、豆腐ハンバーグなどを食べる方も多いかと思いますが、
実はそれ、全くヘルシーではないという事をご存じでしょうか。


私自身もここ1〜2年前まで、豆乳はヘルシーだと思っていたので、ソイラテなどをよく飲んでいましたし、
昔働いていた、ヴィーガン(完全菜食主義)のカフェでも、ソイミート(大豆を加工して肉に似せたもの)を使ったり、
ミルクや卵の代わりに豆乳を多用しておりました。
(現在の私は様々な理由からベジタリアンは健康的ではないと考えています)



大豆の有害な特徴

  • 大豆は他のどの食べ物よりも植物エストロゲンが高いです。エストロゲンとは女性ホルモンのことですが、この植物エストロゲンは女性ホルモンと似た働きをするので、体の繊細なホルモンバランスが崩れ、男性の場合、テストステロン(男性ホルモンの一種)の不均衡、不妊症、精子の質や数の減少、癌のリスクの増加などの可能性があります。女性の場合、乳癌、子宮内膜症子宮筋腫不妊症、性欲減退などの主な原因である、エストロゲン優勢やunopposed estrogen(適切な訳が分からない)を引き起こす可能性があります。
  • この植物エストロゲンはとても強く、乳児用の豆乳粉ミルクの推奨量は、赤ちゃんが4錠の経口避妊ピルを飲むのと同等のホルモン量です。
  • 大豆はフィチン酸の値が非常に高いです。フィチン酸とは、身体の消化器官が亜鉛、カルシウム、銅、鉄などを含む重要なミネラルを吸収するのを妨げる阻害物質です。フィチン酸は全ての穀物、種子、ナッツ、豆類に含まれるため、一晩浸水して中和しなければならないのですが、大豆の場合、フェチン酸のレベルが非常に高いので、この方法で中和させるのはほぼ不可能で、人間が消化するためには、必ず発酵する必要があります。(味噌、テンペ、納豆、たまり醤油など)
  • 大豆中の甲状腺腫誘発物質は、内分泌かく乱と甲状腺疾患につながります。ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどのアブラナ科の野菜には、同様にこの性質を持っていますが、調理することで大幅に減少します。しかし、大豆由来の食品からは調理したとしても取り除けません。乳児用の豆乳粉ミルクは、自己免疫性甲状腺疾患のはるかに高いリスクがあります。
  • 大豆はトリプシン阻害物質が豊富です。トリプシンとは膵液に含まれる、私達がタンパク質を適切に消化するために必要な消化酵素です。このトリプシンが十分になければ、胃けいれん、下痢、出血など、多くの消化器系の問題が起こる危険性があります。また、将来的に膵臓の問題を引き起こす可能性もあります。
  • 大豆はよく、セリアックやグルテン不耐症の人のための代替食品として推進されていますが、大豆のレクチンは腸に有害であり、グルテンを取り除いても、このレクチンによって治癒を防いでしまいます。


大豆タンパクと豆乳の危険性

大豆レクチンとフィチン酸のほか、すべての豆のように、大豆はアミノ酸メチオニンやシスチンを欠いています。

また、ベジタリアンの食事のために、ビタミンB-12が取れると宣伝されていますが、大豆のビタミンB-12は体が使う事が出来ませんし、実際は体がさらにB-12を必要とする原因なのです。

さらに、上記のようなフィチン酸酵素阻害物質、甲状腺腫誘発物質などの問題があります。

これらのことから、大豆は完全なタンパク質源ではないと言えます。



アジアの国では大豆製品を多く消費するが、なぜ健康的なのだろうか

大豆に関する文献は紀元前3000年にさかのぼることができる。中国の皇帝が、土壌を蘇生し、収穫量を改善する方法として大豆を植える効能を示している。
皇帝は、豆ではなく、根の効果を称賛したのである。この古典を見ると、人間が自然のままの大豆を食べることは適切でないことを中国人は知っていたことがわかる。
そして、5000年後の今、我々は大豆の反栄養的な性質を再認識しつつある。食べるに値する大豆は、発酵したものだけである。

紀元前1000年頃の中国で、ある賢明な人が、ある菌を大豆で繁殖させると、大豆に存在する毒素が破壊され、大豆の中の栄養分が身体に摂取可能な状態になることを発見した。この加工が「発酵」として知られるようになり、今でも人気のある食品、テンペ、味噌、納豆の発明をもたらした。

2〜3世紀後になると、より簡単な加工で大豆を食用化できるようになった。長時間水に浸して加熱し、ニガリ(海水の成分)を加える方法である。これが豆腐だ。明王朝の頃の薬物学では、発酵大豆は、栄養的に重要な食べ物とされ、病気の治療にも効果があるとされている。

人間が食べる大豆は発酵したものに限る

日本には味噌や納豆などの発酵された大豆の食品がたくさんあります。さらに、海藻を食べる文化があり、甲状腺をサポートするヨウ素が多い食事ですので、欧米人に比べ、大豆の有害な影響を軽減できていると考えられます。


大豆の食べ方

発酵した大豆食品であっても、少量で大きな作用があります。味噌、テンペ、納豆の栄養素は、典型的なアジアの食事のように、ほどほどの分量ならば有益ですが、量が過ぎると有害になりうるでしょう。

発酵大豆を少量摂取すれば、体内の生態系を築くのに役立ち、消化管に友好的で豊かな微生物相を提供し、消化、栄養の吸収、免疫強化に役立つと考えられます。

このことから、大豆を食べたい方は伝統的な製法で作られた、味噌、テンペ、納豆、たまり醤油を選ぶようにし、豆腐は、魚などのタンパク源に加え、海藻や昆布などを食べることで、結合ミネラル(束縛されたミネラル)を補うことで、影響を軽減できるかと思います。

しかし、子どもに発酵していない大豆製品を与える時は、与えすぎに注意した方が良いと思います。
発達途中の身体の負担になり、擬似ホルモンなどによる影響がある可能性があるためです。妊娠中も積極的に食べることは避けた方が良いと思います。
また、豆乳やイソフラボンサプリメントなどは避けましょうね。


<追記>
普段、常識的な範囲で大豆製品を食べる分には、そんなに神経質になる必要はないと思います。
ここで言いたいのは、摂取しすぎた場合、問題を引き起こす可能性があるということです。
あらゆる豆、種子、ナッツ、全粒穀物(特に外皮の部分)もフィチン酸が多いので、食べすぎると体の負担になり、虫歯などの健康上の問題の原因になります。
私がベジタリアンは健康を害すると考えている理由の一つは、食事中にフィチン酸が多すぎ、またその害ををカバーする脂溶性ビタミンやミネラルなどが極端に少ないということがあります。
歯を見れば、私たちは本来何を食べるべきなのか、おのずとわかると思います。
人間の歯は、犬歯もあるし臼歯もあります。つまり人間は雑食性であり、動物性と植物性の両方の食べ物を食べる必要があります。
また、虫歯の本当の原因は、実は細菌ではありません。残念なことに、現在の歯学は間違った理論をベースに発展しています。
虫歯や不正咬合、歯周病は血糖値のバランスや、pHバランス、栄養不足などによって身体の内側から起こります。
血糖値の上昇が長期的に続くこと、脂溶性ビタミン、カルシウムやリンなどのミネラル、その他の栄養素の不足、
また、心理的ストレスも大きく関係していると思います。(日本ではあまり知られていませんが、病気とストレスの関係は「メタヘルス」と呼ばれる、どんな心理的ストレスが特定の身体症状を作り出すかという、理論的にかなり詳しく体系化された分野があります。興味がある方は『メタヘルス(META-Health)』で調べてみてください。)


栄養と虫歯について詳しく書かれている本を以下に紹介しています。

naturalgirl.hatenablog.com



大豆と大豆産業の真実

オーガニックたまり醤油


(参考)
Dangers of Soy | Food Renegade
Is Soy Healthy or Not? | Wellness Mama
Soy Alert!
人間が食べる大豆は発酵したものに限る